小児歯科
小児歯科の治療について
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お子さまの歯は、乳歯から永久歯へ生え変わりますが「乳歯のむし歯だから」と放置することはおすすめしません。乳歯のむし歯を放置すると、むし歯をくり返してしまったり、生えたばかりの永久歯がむし歯になってしまったりすることがあります。
小児歯科は、早くて0歳から、歯が生え始めたら通うことができます。
まずは「むし歯の予防」でお越しいただき、だんだんと歯医者に慣れていきましょう。もちろん、痛みのあるむし歯が見つかったら治療を行いますが、お子さまに歯医者を好きになってもらえるように工夫をして接しますのでご安心ください。
どんな症状があるときに小児歯科を受診する?
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このような症状がありましたら、小児歯科を受診してください。
お子さまが歯を痛がっている
歯の生え変わりが進んでいない気がする
転んで乳歯が抜けてしまった、ぐらついてしまった
永久歯が折れてしまった、抜けてしまった
ぶつけてお口の周りにケガをしてしまった
学校の検診でむし歯や歯並びを指摘された
子どもがむし歯になりやすい歯はどこ?
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歯が生える順番により、むし歯になりやすい歯は異なります。
小さい頃は前歯のケアが中心になりますが、大きくなると奥歯を重点的にケアすることになります。お子さまの年齢に合わせたケアを行っていきましょう。
歯が生え始めた頃(0歳~2歳)
奥歯が少ないこの頃は、前歯がむし歯になりやすいので、表も裏も丁寧に磨いてあげてください。特に、歯の裏側は汚れが溜まりやすい場所です。お子さまを仰向けにし、力を入れ過ぎずに優しくブラッシングしましょう。
また、ジュースを飲んだ後、甘いお菓子を食べた後は、当分の入っていない水や麦茶を飲んでお口の中をさっぱりさせてあげることも大切です。
奥歯が生える頃(2歳~5歳)
奥歯が生え始めると奥歯に汚れが溜まり始め、むし歯になりやすくなります。
奥歯は仕上げ磨きでも磨きにくい場所です。お口を痛くない程度に軽く引っ張って、奥の歯を磨いてあげます。
特に、上の奥歯は保護者の方の目が届きにくい場所です。念入りにブラッシングをしましょう。歯と歯の隙間には、デンタルフロスを使うこともむし歯予防に有効です。
また、乳歯は歯質がやわらかく、むし歯になりやすいため、フッ素塗布でむし歯予防を行うこともおすすめします。
奥歯の永久歯が生える頃(6歳以上)
小学生になるころに、永久歯の奥歯が生えてきます。大人の歯でいうと、親知らずを除いて歯を数えたときに、後ろから2番目の歯です。これを第一大臼歯といいます。
この、第一大臼歯がむし歯になりやすいため、小学校に入学してもしばらくは仕上げ磨きをしてあげることをおすすめします。磨きにくい場合は、歯間ブラシやワンタフトブラシも使用してみましょう。
12歳前後になると、一番奥の歯、12歳臼歯(第二大臼歯)が生えてきます。
(親知らずではありません)
この奥歯2本は、磨きにくく汚れもたまりやすいため念入りに磨いてください。
奥歯の歯磨きが難しい場合は、「シーラント」で予防措置を取ることもできます。
お子さまのむし歯予防
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当院では、お子さまのむし歯予防にも取り組んでいます。
子どものむし歯の予防をするには、定期検診とおうちでの歯磨きが大切です。
当院では年齢合わせたケアをご提案いたします。むし歯を防ぐ「フッ素塗布」や、磨きにくい奥歯の溝を埋めて歯磨きを行いやすくする「シーラント」も行っていますのでご相談ください。
年齢別のケアはこちらのページでも
詳しくご紹介しています。