皆さん、こんにちは。
 
一関市の「小野寺歯科医院」です。
 
 
「最近食べこぼすことが増えた」
「固いものが噛めない」
「滑舌が悪くなった気がする」
 
このような症状を感じている方、またはご家族やご友人などにお困りの方はいらっしゃいませんか？
 
これらのお悩みは、お口の機能の低下「オーラルフレイル」によるものかもしれません。
 
放置していると、お口の病気だけでなく全身にさまざまなトラブルを引き起こすリスクがあります。
 
今回は、オーラルフレイルをケアすることで、誤嚥性肺炎や感染症を予防しましょう！というお話をします。
 
 

「オーラル」とはお口、「フレイル」とは高齢になって心身の活力が低下した状態のことを指します。
 
支援や介護はまだ必要ないけれど、筋力や認知機能が今までよりも衰えた状態です。
 
「オーラルフレイル」は、噛んだり飲み込んだり、会話をしたりといったお口の機能が衰えることを意味しています。
 
老化の始まりを示すサインとして、近年注目されています。
 
 

オーラルフレイルケアとして、おうちでは歯ミガキでのホームケアに気をつけたり、筋力が落ちないようにお口や舌のトレーニングをしましょう。
 
例えば「パ、タ、カ、ラ」のそれぞれを音を繰り返し発音する「パタカラ体操」や、舌で頬の内側から外へ押すような動きをする「舌の運動」があります。
 
歯科医院では定期健診で、むし歯や歯周病などの治療や、口内衛生の指導やアドバイスを受けるようにしましょう。
 
口内細菌は命を脅かすこともあります。
 
お口の中に細菌が多い状態で誤嚥(ごえん)をすると、大量の細菌が肺へ入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。
 
また、歯周病が原因で産生される物質が、誤嚥により肺へ入り込むと、肺の炎症の進行を速めてしまうこともありま
す。
 
口内環境を整えることは、ウイルスなどの感染症に対しても感染予防として有効だと考えられています。
 
口内衛生を守ることは命を守ることにも繋がるので、日々の口腔ケアを徹底し、オーラルフレイル予防に努めましょう。
 
 
小野寺歯科医院では、来院の難しい方に対して、訪問歯科診療も実施しております。
 
治療だけでなく、お口のリハビリやクリーニングもしておりますので、オーラルフレイルに関してもお気軽にご相談くださいね。